ビッグデータ活用法
【ニュース】通信販売業界大手の千趣会が、ビッグデータ分析を開始!?
2013年7月9日に「通信販売業界大手ベルメゾンの千趣会さまが、ビッグデータ分析プラットフォームを導入!」というニュースが流れていました。
通販業界がビッグデータ分析を活用する目的とは何でしょうか?
私が現役の総合通販のスタッフであった時は、
通販業界の流れとしては、
・いかに安く適切なターゲットにカタログを届けるか?
・そのターゲットが買いたくなるような品揃えができているか?
・ターゲットが頻繁に買いたくなるプロモーションはどうするか?
に集中すれば良かったのです。
しかし現在のネット通販ビジネスにおいては、
1人の顧客について、
・自社サイト
・自社アプリ
・カタログ
・店頭
・ソーシャルメディア
など多彩なタッチポイントがあります。
その結果、見込み客はどのように情報をまずは入手する必要があるのか?
その見込み客は、様々な購入方法から選択をして
商品を購入していきます。
新規のお客様はどこで商品を受け取り、
どこからどのような商品やサービスの
感想を書きこんで商品やサービスのフィードバックをするのか?
もっと次の展開では、どこでどのように口コミを
(ファンとなって)拡散させるか?
すべてのお客さまのタッチポイントを分析し、
お客さまの次の行動を予測し、
そのお客さまにリアルタイムで商品やサービスを
お勧めをしなければならないのです。
「ビッグデータ分析」とは、
分析対象となるデータが大量というだけでなく、
データの多様性を受け入れ、
リアルタイムに分析することを意味します。
通販業界の小売業もいよいよ科学的なデータが
自社内のタッチポイントを超えて収集する必要があります。
キーワードは、多様性とリアルタイムです。
こんな事例があります。
CtoCのある仮想モールの「バイマ」を運営するエニグモさまは
2019年1月期より、ビッグデータとAIを活用した
新たなマーケティング施策を本格化したそうです。
顧客ごとに最適なクーポンやポイントを
付与するもので、構築・運用費用として2億円を
見込んでいるとのことです。
私が総合通販でファッションを扱っていた流れとは
完全に違います。
私が担当していた時代は、モデルさんやメディアに
取り上げられて、川上から川下に情報と一緒に
商品が流通していました。
しかし、「世界が変わる流れをつくる」という経営理念の元に
ファッション情報を記事形式で発信して、
商品画像のクリックからバイマに誘引する
オウンドメディアサイト「スタイルハウス」
が新たな流入経路として機能しています。
このように多様な流入があります。
また、AIを使って効率と精度を向上させる
エニグモの通販マーケティング施策には
顧客に応じたクーポンの配布量やポイント発行数
付与するタイミングなどの組み合わせを
自動化されています。
「AI+ネット通販」+「CRMコミュニケーション」
の展開が次世代の通販マーケティングになっていきます。
当社も「小さな会社でもできる」とキーワードの旗の元
ビックデータをネット通販に活かしていきます。
具体的には以下の4つのサービスになります。
・アップサーブ・クロスサーブに繋げるタイプ別のシナリオ作成
・AI+オートメーション化のCRMシナリオ作成
・ライブコマースの実践設置とソーシャルメディアの連携
・教育系のチャットボットの活用